2007年07月27日

舞-Hime 第20話のこと その12 最終回


正気に返った命
回想で、じいやを倒した事を思い出し、「私には、本当の好きなんて・・無かったんだ・・」とつぶやく
そこに攻撃をかけるカグツチ
命は炎の中へ・・



このシーンの担当は、丸山隆さんになります
地味な芝居でしたが、しっかり仕事をしてくださいました

カグツチの喉から炎が上がってくる動きは、なにげに極悪なカットになってしまうんですよね(w
ここでは吐き出すところまで行ってしまっているので、続きを読む
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2007年07月26日

舞-Hime 第20話のこと その11

またしても間が開きましたが、もう気にせずに行きたいと思います(w

すいません



怒鳴るなつき
「お前達、何をやっているのかわかっているのか!?」

「わかっているわよ! 命は・・命は拓海を・・!」



ここら辺で、舞にリアクションをつけたアクションのラフ原画を描いたのが、後々第24話に響いていくんですよね(w

「ここでこのテンションにしてしまったからには、・・」と、続きを読む
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2007年05月23日

舞-Hime 第20話のこと その10


爆発に驚く女子寮前の女の子達
驚く碧、真白、紫子
喜ぶ凪

ここの原画担当は村田公輔さんになります
村田さんは、終盤での、拓海のピルケースを拾って泣くところも担当してもらっています
そっちの芝居の方が、印象に残っていますね



森では、命が生き残っている
そこにカグツチで攻撃をかける舞
命も黒命になって反撃を開始
デュランも仲裁に入るが、弾き飛ばすの精一杯



ここのアクション部分の原画担当は、小松英司さんになります
小松さんとは初めて仕事をしましたが、まぁ、メチャメチャ上手かったですね(w

カグツチが口からアリッサ光線を出すんですが、続きを読む
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2007年05月22日

舞-Hime 第20話のこと その09

拓海を失って呆然とする舞
そこへ正気を取り戻した命がやってくる



この話数の中でも最も緊張感があり、マイナスエネルギーが充満しているシーンです

原画担当は、前も紹介しましたが星野真澄さんになります
星野さんにはこの回が縁で、ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!の第04話で、作画監督をやってもらいました



「あんたがやったんじゃない!」とキレる舞に関しては、仕掛けを発動させるカットだったので、力技で押し通しています

仕掛けはその前の、命を見る舞のカットに仕込みました(w



呆然とした舞の前にやってくる命。振り向く舞
次に舞のアップのカットが来ます

コンテ上では、舞が「命がやった」と気づき、信じ込む意味合いとして、目つきが変わっていく・・という役目を負ったカットですが、少しアレンジを・・(w


単純に怖い顔に表情変化・・というのを避けて、怒りを見せないで目をゆっくり、カットのラストまで動きっぱなしで見開くようにしました
原画チェックの時に、続きを読む
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2007年05月20日

舞-Hime 第20話のこと その08

森の中を彷徨う命
その上空をヤタガラスが通過
突然ペンダントが光って、黒化する命
ヤタガラスを追ってすっ飛んで行く



ここで初めて、黒命が登場します
この黒命の処理は、監督の小原さんが提案したもので、胸に透けてるペンダントの光、また胸から上が真っ黒・・というものでした
普段の命との差がはっきり出ていて、良い処理だったと思います


このシーンで苦労したのは、命の涙の跡でした

前話数の第19話で、舞に冷たく突き放され、きっと命はずーっと泣きながら、森の中を彷徨っていたのでしょう

涙が出たところと、それを乱暴に拭いたのであろう跡が、顔に残っています
ブラシとタッチを使って、工夫して表現してもらいました



森の中を彷徨う晶と拓海
そこに表れるヤタガラス、そして黒命も参戦
その頃舞は、雪之と連絡を取り合い、飛び立って行く


このシーンは、スタジオムーの談議祐子さんになります
この人も市原さんと同じように、続きを読む
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2007年05月18日

舞-Hime 第20話のこと その07

対峙するヤタガラスと、なつき
羽攻撃を一回転して避け、銃を構えるなつき
しかしすでにヤタガラスの姿は無く・・CM



一回転するなつきの動きが良かったシーンです
また、編集のタイミングが見事でした。
今回、短いカット繋ぎでアクションが入ることが多かったんですが、非常に小気味良い流れになっていると思います




CM明け、燃える女子寮
駆けつける遥と雪之


このシーンの担当原画マンは、近有希さんで、この方もやはり上手かったです
また、モブが動くというテレビシリーズとしては極悪なシーンを、続きを読む
posted by にくきゅうファイター at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞-Hime | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

舞-Hime 第20話のこと その06

コメント返し

>久々の更新ご苦労様です。
舞HIME20話は特に思い入れのある回なので、読んでいて本当に面白いです。


>前田清明さんはてっきりメカ絡みのところをやっていらっしゃるのだと思っていたので意外です。


マットさん、コメントありがとうございます


更新頻度が更に低くなってしまいましたね・・(w
すいません
最近、上手く生活の切り替えが出来てないんです


舞-Himeの第20話は、僕にとっても思い出深い作品だったので、ついつい長くなってますね
見たことが無い人には退屈かもしれませんが、もう少しお付き合い下さい



>余談ですが、一ヶ月ほど前に舞HIMEを見直していたら、
13話の最初の方で、チエさんがたまゆら祭について説明してる〜ハルカがリボンを取って捨てるカットのリボンに
「河本昇子」って書いてあったんですが……
河本昇……これは確信犯ですか?w



うわっ!!
なんでそんなとこに気づくんですか?(w


ええ・・そうです
無断借用ですね(w
あれは僕が原画に、続きを読む
posted by にくきゅうファイター at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞-Hime | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月15日

舞-Hime 第20話のこと その05

さて、続いて舞-Himeいきます



夜中、拓海の元へ走り出す舞
つまづき転んで、回想。
自分の不注意から、お母さんを死なせてしまった事を思い出す


ここの原画担当は、スタジオ九魔前田清明さんでした
レイアウトも芝居も非常に的確で、上手い方でした





余談ですが、スタジオ九魔には色々思い出があります

九魔自体に席を置いた事は無かったんですが、何度か九魔を通じて原画のアルバイトをしたことがありました

当時、僕はムッシュ・オニオン・プロダクションというスタジオに所属していて、通常はここから来る仕事を請けるしかないんですが、会社にナイショで、九魔の仕事を請けていたのです。


こういうのを昔は「アルバイト」と呼んでいました



ちょっと思い出してみると、勇者シリースの「エクスカイザー」の第01話(ジェットブーメランのとこ)とか、OVAガルフォースの何回目か・・とか、ジャンケンマン・・とか、続きを読む
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2007年05月14日

舞-Hime 第20話のこと その04

またまた久々の更新となりました

新しい生活パターンに慣らす・・というのは、案外時間がかかるもんですね
ひょっとして、環境適応能力は、猫より劣っているのかも・・僕・・・・



さて、早速、舞-Hime第20話の方に行ってみましょう


メチャメチャに壊された拓海の病室
舞を心配する祐一
そんな祐一に、憎悪の表情を見せる詩帆


恐らくこの詩帆が、この話数で出てくる

「極悪顔」のスタートでしょう(w

原画は定井秀樹さんになります


水草さんのコンテで、極悪な表情には一応なっていたのですが、定井さんはレイアウトの時から、あそこまでの悪人顔を描いて来ていました(w


もちろんそのまま通しましたとも!!(w


前にも書いたように、この話数は舞-Himeが、仮の仮面を脱いで、本当の素顔を晒す回でした
レイアウトを見た瞬間、「よし!来た!!」と感じたように記憶しています(w

また、定井さんは室内レイアウトもとても達者で、続きを読む
posted by にくきゅうファイター at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞-Hime | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月02日

舞-Hime 第20話のこと その03

コメント返し

>お疲れさまです 
& 御無沙汰してます

某ふたご関係者のNです

自分も猫飼おうかなあ・・・・
なんてw

また飲みの席にでも同席できると
いいな、と思ってますw


トシさん、コメントありがとうございます



猫飼いましょう!!(w


以前の僕にとって自分の部屋は、ただ寝に帰るだけの、物置兼カプセルホテルみたいなものだったんですが、猫と同居しだしてからは「暮らす場所」になったような気がします(w

掃除も前よりずーっとしてます
生活に潤いができますよ(w

また、飲みに行きましょう!




碧、アパートを出る

碧が、携帯電話で話しながらアパートのドアを開け、階段を降りていくくだりは、いい具合に凝った動きになっていて、良かったと思います
原画は同じく杉山了蔵さんでした


普段TVシリーズでは、こういうカットはあまり作りません
技術的に非常に難しく、失敗するリスクが高いからです

何がそんなに難しいのか、続きを読む
posted by にくきゅうファイター at 02:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞-Hime | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月13日

舞-Hime 第20話のこと その02

さて、続きです



奈緒と舞の電話

原画担当は、胡 陽樹さん
地味ながら、しっかりした仕事をして頂きました


奈緒はビルの上に立っているのでちょうどいいや・・とばかりに街からフレアを出す事にして、フットライトのライティングで統一してます

※フットライトとは、下に光源を置く事です
光が下から照らす影のつけ方で、不気味さを表現したり、ショッキングなシーンを演出したりします
また、ロボット物では、巨大感を出すのにもよく用いられます
ジャイアントロボなど、胸から上が真っ黒で、目だけが光ってたり、といった表現ですね


反対に舞の方は、ライティングに凝らず、続きを読む
posted by にくきゅうファイター at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞-Hime | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

舞-Hime 第20話のこと その01

さて、前にコメントを貰っていながら長らく放置していた、舞-Himeについて、書いてみたいと思います。



第20話のこと

>一部ではデビルマンを越えたと言われるw舞HIME20話のあの伝説のシーンにそんな秘密があったとは知りませんでした。
あそこらへんの演出的な部分は水草さんの仕事とばかり思っていたので驚きです。

>20話は表情の部分でも他の話数と一線を画すというか、久行さんのキャラデザインを超えたところでの絵作りになっているように思うのですが、
そのあたりもやはりにくきゅうさんの演出でしょうか?


マットさん、コメントありがとうございます


水草さんのコンテは素晴らしかったです。
第20話の場合、原画マンが良かったせいもあり、コンテにかなり肉付けする形で演出が出来ました。


第20話は、Hime同士の戦いが本格的に始まる回で、今まで萌えアニメのふりをしていたこの作品が、仮面を脱いで本当の素顔を晒した回でした(w

制作陣もあらかじめこの回には戦力を集中的に投入していく予定だったらしく、続きを読む
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2005年11月25日

舞-HiME 第13話の事 その02

水草さんのコンテ

僕が担当した回はすべて水草一馬さん(某方のペンネームですが)のコンテ回になります
このコンテが非常に上手く、色々勉強させていただきました

非常に顕著でわかりやすい例として第13話の勇一が自分の部屋で悩んでいる所の描写が有るので続きを読む
posted by にくきゅうファイター at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞-Hime | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月13日

舞-HiME 第13話の事 その01

制作の事

たまには舞-HiMEにも触れてみたいと思います

ケロロ軍曹の第10話の後、諸事情あって舞-HiMEをやる事になりました


舞-HiMEはサンライズ第8スタジオの制作でした
サンライズというところは事業部制を敷いていて、同じサンライズでも第2や第6など各スタジオによって全く別会社のようになっています
場所も違えば、体質も雰囲気もやり方もがらっと違ったりします

舞-HiMEの8スタは、プロデューサーの古里さんが昔の7、9スタの人だったせいか、続きを読む
posted by にくきゅうファイター at 23:39| Comment(3) | TrackBack(1) | 舞-Hime | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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